文芸社で自費出版するための380万円を友人から借金した話し
10年くらい前に、文芸社という出版会社に自分のフォトエッセーの原稿を送ってみてもらいました。
すると、出版社から連絡が来て、一度東京のオフィスまで来ませんか?
と聞かれました。
旅費は出版社が出してくれるということだったので、行くことにしました。
私は本を出したかったのです。
それで、出版社に行ったら、それが自費出版であることと、費用が少なくとも380万以上かかるということがわかりました。
私には当時、東京に住む高校の時からの友達がいました。
彼女は私のフォトエッセーが大好きで、すごく応援してくれていたのです。
それで、出版社に行ったことと、出版するのにすごくお金がかかることを伝えました。
すると彼女は一晩考えさせて欲しいと言い、自分がお金を貸すことを示唆しました。
私は自分では貯金がなかったので、自分で出版費用を出すことができなかったので、唯一の頼みはその友達でした。
翌日、友達から連絡があって、出版費用を貸してくれることになりました。
私は彼女に380万円の借金をしました。いつ返せるかわからないよ、と言いましたら、それはそれでいい、ということでした。出版がうまくいけば、借金は返せると思っていたのでした。
しかし、文芸社はちょっと問題がある出版社だという評判を知り、なんだか自費出版するのがためらわれました。
そのうちに、FXにはまってしまって、友達から借金していたお金をFXにつぎ込んでしまいました。
FXは最初の頃はかなり儲かりましたが、急に反転してロスカットに連続で会い、借金していたお金はすっからかんになってしまいました。
その後、私はうつ病になって通院していて、友達は借金のことを覚えているのか忘れているのかわかりませんが、催促はしてきません。